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UtanoU♨️配信ライブ『暑中見舞いの湯』

 アコースティックユニット UtanoU♨️(うたのゆ)の配信ライブ『暑中見舞いの湯』にゲスト出演させて頂きました。UtanoU♨️は、ボーカルのササキヒロシ君、トロンボーンの小池隼人君、ボーカル&ギターの宮本敦君、ギターの橋本浩太君からなる4人編成で、今回は自分が加わって5人編成での配信ライブになりました。

 会場は、今まで何度もこのユニットを中心にお世話になっている下北沢 ERA。今回久し振りに足を運ばせましたが、所謂ライブハウス然としたそのフロアの造りの斜め上を行くような装飾がなされていて、あたかも夏祭りの縁日に迷い込んでしまったかのような、そんな雰囲気が漂っていました。



 提灯がぶら下げられ、手ぬぐいが掛けられ、そして所々の譜面台やマイクスタンドに灯された明かり。一気に UanoU♨️の世界観に浸かれそうではありませんか。確かに配信ライブというのは、どうしても画面越しになってしまうので、今まで以上に演奏場所の空気感というのを感じにくいものかもしれません。しかし、こうしてビジュアル的に分かりやすく特別感を出す事で、ライブの雰囲気、更には今回の音楽性の雰囲気の演出までにも繋がるのだと思いました。勿論、この場で演奏する自分達にとっても、良いモチベーションで打ち込めるというものです。この時点で、素敵なライブになるのは明らかでした。



 今回のドレスコードは浴衣(笑)。この日の為に自分の分まで揃えて頂いて感謝でした。そしてステージに背を向けるようにフロアで円になって陣営を組み、いよいよ配信ライブがスタートとなりました。フロアの壁には現在配信中の画面が映し出され、チャットも皆さんと共有出来るように配慮されていました。

 UtanoU♨️メンバーによるオリジナル曲もあれば、この日の為にアレンジしたカバー曲も沢山。しかし、何が一番沢山あったかというと、やはりトークではないでしょうか(笑)。そもそもが、ぬるま湯に浸かっているのかのような緩い空間を提供するというコンセプトがあるので、トークの時間がたっぷり取られているというのは、もはやここの名物とも言えるでしょう。予想以上に沢山書き込まれたチャットも大胆に拾い上げ(笑)、もはやこの時間もライブと思われるような盛り上がりを見せていました。



 ライブ時間は約2時間を想定していましたが、終わってみると2時間半は超えていたのではないかと思われるステージ時間(笑)。しかし、トークあり、音楽あり、そして笑顔ばかりが溢れていた今回のライブはあっという間に経ってしまった印象でした。



 そして本編が終わると、今度は限定購入者のみが送られる打ち上げ配信へ…。こちらは、自分達が料理を作って、お酒を飲んで、ただ話している映像を観て貰うという、本編以上に緩い設定で大丈夫なのかと思いましたが(笑)、UtanoU♨️のお客様は皆温かいです。こちらも無事にほっこりと膜を閉じる事が出来ました。

 夏の夜の気だるい中、このご時世だけにどこか力んでしまう過ごし方をしてしまいがちですが、たまにはこうして深くは考えず、気だるさにそのまま身を置いてしまうのも良いかもしれません。そんな身を置ける場所になってくれれば良いなと思いながら自分は ERA を後にしました。良い夜、良いお湯でした!


 ☆下北沢 ERA のHP…http://s-era.jp

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