TRI4TH、『SING ALONG TOUR』ファイナル東京編

 〔TRI4TH、『SING ALONG TOUR』地方遠征編1(仙台、大阪、福岡)〕、

TRI4TH、『SING ALONG TOUR』地方遠征編2(札幌、広島、名古屋)〕と、昨年行われた『SING ALONG TOUR』について綴ってきましたが、いよいよマイナビ BLITZ 赤坂で行われたファイナル東京公演について書かせて頂きます。


 TRI4TH 史上、最も規模の大きいワンマンライブ。正直、今回に関しては期待よりも不安の方が大きかったのが否めくらい、千越えのキャパシティでやるライブというのは自分達にとって大きな挑戦でもあり、壁にもなっていました。ライブ当日、BLITZ に足を運ばせての最初の印象はやはり「大きい」という事。ここでワンマンライブをやるという、覚悟のような気持ちが湧いてきたものでした。


 会場に入ると、既にステージ上では設営の準備が進めれられていました。今回のツアーでは全ての場所で制作チームが入っており、楽器等が既にスタンバイされた状態で自分達はリハーサルを始める事が出来るので、本当に有難い事です。

制作チームの方々を含めてバンドメンバーだと改めて思わされますし、実際、各地のワンマンライブを共に過ごしてきているので、皆で迎えるツアーファイナルというのは本当に大切な時間なのです。


 …さて、ロビーに足を運んでみると、各所から届いたお祝いのお花が飾ってありました。その中でも特に驚いたのが、ホーンバンドの大先輩である東京スカパラダイスオーケストラの皆さんからお花が送られていたという事でした。2019年8月に SKAramble という御自身のイベントで御一緒させて頂きましたが〔竹内大輔の写真日記2(HEY-SMITH & 東京スカパラダイスオーケストラpresents『SKAramble』に TRI4TH 出演)参照〕、まさかその縁からお花を頂くとは…。一気に気が引き締まったと共に、何だか勇気を頂けたような感じもしたものです。



 リハーサルも無事に終わり、あとは本番の時間を待つばかりとなりました。楽屋も徐々に緊張感が高まってきましたが、自分達にはこれまでツアーで培ってきた経験があります。それらの集大成を披露させるという面もある BLITZ 公演。今まで通りにやっていればきっと成功するという思いを強め、いよいよステージの人となったのでした。


 ステージと客席を隔てる巨大な紗幕の前に皆で位置につきます。まずはこの日の為に作成された映像が映し出され、今回のツアー、そしてファイナルライブへの意気込みをお客さんと共有。そして暗転の後、ノーカウントで“ぶちかませ!”が始まり、その瞬間に紗幕をガッと降ろしました。ここで初めてお客さんと対面。目に飛び込んできたのは、今までに見た事の無いぐらいの大勢の方達でした。


 …凄い光景でした。単純に嬉しい、有難いと思う気持ちと、ここ、あの BLITZ だよな…と冷静に思えてしまう気持ちが入り混じるという不思議な感覚。もはや、そのような感覚を持たせて貰えるという事自体が恵まれているという事なのでしょう。心から楽しみ、そして沢山のお客さんとライブステージを作っていく事が出来ました。


 管楽器の息遣いは強く、そして表現力も豊かで、リズム隊もいつも以上に激しいビートを刻み、これぞ TRI4TH というサウンドが BLITZ に鳴り響きます。ちょっと前までは、こんな大きい場所でワンマンライブをやるなんて、まだ自分達には早過ぎると思っていたところでしたが、今これが現実になっています。勿論、自分達だけではなく、お世話になった多くのスタッフの皆さん、そしてやはり、各地で足を運んでくれたお客さん達のお陰でもありましょう。だとしたら、この時は本当に貴重な時間を過ごせていたのだと思います。いつものお馴染みの曲達も、この日はより感慨深い思いで演奏させて頂いたものでした。


 札幌公演から始めた即興コーナーは、今まではその土地の所縁のものというワードでしたが、今回はズバリ TRI4TH というものから浮かべて貰い、その中から挙がった「鮮やか」「鮫」「浴衣」という3つのキーワードで即興演奏を開始。どこか映画“ジョーズ”のようなフレーズも交えつつ(笑)、ダンサブルなナンバーを披露出来たのではないかと思います。


 そして、リクエストコーナーでは正に自分達の代表曲である“Dance 'em All”を演奏。この曲がきっかけとなって自分達は「踊れるジャズバンド」と呼ばれるようになったわけで、それはつまりはお客さんと楽しさを共有する時間でもあるのです。ライブステージで常に大切に思ってきたお客さんとの一体感。1つの集大成が BLITZ で実現出来たと思いました。


 本編ラストの“Sing Along Tonight”は、これまでの「踊れるジャズ」、「叫べるジャズ」に加えて「歌えるジャズ」を実現させた曲。アルバム『jack-in-the-box』のテーマでもあり、今回のツアーはこの曲を最後に演奏したい為に各地を回ってきたと言っても過言ではありません。そして、自分達と沢山のお客さんとの声で BLITZ 中を埋め尽くすという光景がここに生まれました。これが見たかったんです。本当にありがとうございました!


 鳴り止まないアンコールの嵐。もうこれを演奏したらツアーは終わってしまうという寂しさもありましたが、ありったけの感謝を込めて、“BANDWAGON”と“MAXIMUM SHOUT”の2曲を演奏させて頂きました。10月の仙台から始まって、駆け抜けた約2ヶ月。これにて『SING ALONG TOUR』は幕を閉じました。最後に、足を運んで頂いたお客さん達と記念写真。これもまた最高の景色として自分達の中に刻まれた事でしょう。



 この時に発表させて頂きましたが、TRI4TH は2020年2月に Blue Note Tour を行う事が決定となりました。今は正にその真っ最中です。ステージの雰囲気はこの時とは異なりますが、Blue Note でも通用する自分達のアイデンティティーを打ち出した、特別な中の、やはり TRI4TH らしいステージになると思います。BLITZ のステージで学んだ事も勿論繋がっていく事でしょう。そしてそこにはいつも、お世話になっている制作スタッフの皆さんの姿があり、だからこそ自分達はストレス無くライブに打ち込めます。



 BLITZ でのライブから日にちは空いてしまいましたが、2020年の TRI4TH のライブはまだ始まったばかり。…しかし、これまで以上に濃密な1年間になりそうです。引き続きどうぞ楽しみにしていて下さい。どうぞよろしくお願いします!


 ☆TRI4TH のHP…https://tri4th.com


 ☆マイナビ BLITZ 赤坂のHP…https://www.tbs.co.jp/blitz/

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