先日は本厚木 Cabin にて、藤田淳之介×竹内大輔×須長和広のトリオ編成でライブをやってきました。実は当初のピアノは自分ではなく、メンバー変更が行われて組まれたトリオでもあり、その意味では偶然生まれたトリオだと言っても過言では無いでしょう。また、このメンバーになっていつの間に『生誕祭ライブ』と銘打たれたような気もしましたが(笑)、この3人でのライブは語る事がとても多く、曲に関しても共通の思い出があったりと、時間がいくらあっても足りないような楽しさがありました。少し振り返ってみたいと思います。
自分にとっては〔本厚木 Cabin 初ライブ〕以来、2度目の Cabin への出演です。今回はゆったりと現地に出向いてみる事にしてみました。小田急ロマンスカーの VSE を予約し、早めに着いた本厚木では、少し気になっていた珈琲屋、カフェ鈴木にて、珈琲とスイーツを頂きます。個人的に今までなかなか足を運ぶ事のなかった本厚木という場所だけに、街の様子を少しでも多く知っておくというのが、自分にとってはライブに良い影響になる気がしているのです。
さて、生誕祭、生誕祭と言っていますが、ライブのリーダー?藤田淳之介君の誕生日前日が今回のライブ日だったので、言わばバースデー・イヴという最高の状況でこの日を迎えていました。お客さんも沢山お越し頂けていて、これは盛り上がる事必至でしょう。そして実は今回の3人だけでやるライブというのは初めてなものの、実はこの3人には共通して、とあるレコーディングをした事があったのです。それが冒頭お伝えした、“語る事が多い”事柄でもありました。
思い起こせば今から約6年半前の3月、この3人にドラムに佐々木俊之さんを迎えた4人で行っていたのは、〔竹内大輔の写真日記2、藤田淳之介プロジェクトのレコーディング〕という、タイトルそのままのレコーディングでした。録音自体は順調だったのですが、色々とあって、世の中に出ないまま現在に至ってしまう事になるのです…。上記ブログの本文にあるように、これらはとても綺麗に録れているので、世の中に出ないというのは非常に勿体無いと思うのは当然でしょう。そこで、曲に罪はない…という考えの元(笑)、今回はこれらに収録されていた曲を中心に演奏するというテーマが生まれました。生誕祭ライブという状況から、まさかの復活ライブとも言えるような回収。あの時録音した曲達が、6年半越しについに披露出来るというのは、それは話しも弾むというものでしょう。
…あとから聞いたところ、曲自体は既にどこかで演奏した事があったそうですが(笑)。
…とにかく、この3人で演奏するのは、そういった過去の出来事を抜きにしても楽しく、トランペットで“ロッキーのテーマ”の披露など色々ありましたが、特に即興性の部分でのやり取りが個人的は面白かったです。お互いの音を聴きながらの、その場での即興的な音楽の会話。ジャズらしいアプローチからポップスらしいアプローチなど、ジャンル的に幅広い曲をその場で3人で料理していく感じが、如何にも久し振りに会った3人らしくて、印象的な時間になれたのだと思います。前述のプロジェクトの曲の他、お互いのオリジナル曲を持ち寄ったりして演奏していき、音の会話も弾みました。勿論、ビールも進んだわけです♫
バースデーケーキの進呈も忘れてはいけません。沢山のお客さんと、自分達3人で作り出せた音楽の会話というステージ。なかなか良いバースデー・イヴを迎えられたのではないでしょうか。今回演奏した曲達もきっと喜んでいる事でしょう(笑)。どうもありがとうございました!…そして改めて、誕生日おめでとうございます!
☆藤田淳之介君のHP…http://www.junnosukefujita.com
☆須長和広君のHP…http://kazz.arrow.jp
☆本厚木 Cabin のHP…http://cabin.sgr.bz/index.html
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